今回は顔の残りの面を貼っていきます。すでに周囲の頂点があるので、頂点同士を辺で結び付け、面を貼っていくような作業を繰り返していきます。
頂点を辺で結び付ける
まずは、顔の上下で向かい合う頂点を確認します。こんかいはこの3点を辺で結び付けます。結び付けた辺は、頂点を挿入してやや外側にカーブさせるように動かし、頬のラインを作るのが目標です。
このように、頂点同士を辺で結び付けました(2つの頂点を選択してFキー)
頂点数を整理する
続いて、辺に頂点を挿入していきます。挿入する頂点の数ですが、現在鼻のラインに4つ、輪郭のラインに2つ頂点があります。今までの考え方だったら、輪郭に2つ頂点を挿入し、間の辺にも4つずつ頂点を追加する方法がとれます。
ですが、今回は鼻の先を形成している頂点と、上唇に繋がる頂点を4つ選択し、Fキーで面貼りをします。
そうすることで、鼻のラインの残りの頂点数が2になり、頬の辺に挿入する頂点も2個と少なくなりました。鼻翼の形も整えやすいトポロジーですね。
頂点を挿入する
頂点数を整理し、頬の辺には2個ずつ頂点を挿入すればいいことがわかりました。ループカット(Ctrl+R)で辺に頂点を2個ずつ挿入していきます。
挿入した頂点と、周囲の頂点を4つずつ選択して面貼りを繰り返すと、このように頬の面が完成します。
目尻からこめかみの部分も、頂点数をひとつ挿入して4つの頂点で面を貼れるように調整しました。
こめかみの部分も面を貼り、これで顔の大部分の形が完成しました。
目の縁を作る
ここから、目と口といった開口部の縁を作ります。目の周りの面ひとつひとつが広すぎるので、まずはループカットで目の周りを分割します。(Ctrl+R)
続いて、目の縁を作っている頂点を選択します。Altを押しながら目の周りの辺を選択すると、目の縁の頂点が一気に選択できるのでとても楽です。
目の縁の頂点を選択したら、E→Yで頂点を押し出し、少しだけ奥に下げます。これで、目の縁に立体感ができました。
口の縁を作る
同じような開口部が口にもあります。口の縁の頂点を選択し、E→Yで奥行を作りましょう。
唇の縁を作ると、このように口角のポリゴンが自然になります。頂点があると細部が見にくいので、オブジェクトモードで見てみると唇はこのようになりました。唇の形を微調整していませんが、顔の立体感や陰影はトポロジーを整える工程で詳しく解説していきます。
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